こんにちは
枝川です。
今週から、大寒波というニュースですが
準備は万全でしょうか。
今日は
「リスクとリターンの関係」をもっと詳しく
のテーマでお話します。
さて、お金を運用する目的とは
何でしょうか?
実は、億万長者になることでもなく、、、
志は高くでよいかと思います(笑)
お金の価値を守ることなのです。
物価上昇から、お金の価値を守ることが大切なのです。
ご存じのように
預貯金にいれておくと
各金融機関で金利幅がありますが
普通預金金利は
0.001%から0.2%といった感じでしょうか。
では、検証しましょう!
<100万を0.02%で複利運用をした場合>
1年後
1,000,200円
以降は、端数が生じますので
1円単位以下四捨五入します。
2年後
約1,000,400円
3年後
約1,000,600円
4年後
約1,000,800円
5年後
約1,001,000円
やっと、利息1000円です( ;∀;)
・・・
このまま
10年後ですと
約1,002,001円です。
複利運用をして、10年後に
やっと約2000円の利息です。
満足の結果でしょうか?
ここで
お察しいただいた方も多く
いらっしゃると思います。
100万円のものが
1年後に200円の値上げということですと
100万円の物価上昇が200円で
100万200円になったことを意味します。
預入金利でお金の価値の増加した分(利息200円)と
物価上昇での、ものの値段の上昇分(100万のもの ⇒ 100万200円)は
同じということです。
ところが、
厳密にいうと
この場合、税金を加味すると
お金の価値の上昇分が負けています。
なぜかというと
利子にかかる税率は20.315%ですので
預入利息の200円から
税金が徴収されます。
約2割は税金なのです。
運用分の手取りが、もっと少なくなります。
200円の利息から20.315%の税が
源泉徴収されたのちに、
通帳へ
「受取利息」と印字、入金されます。
ちなみに、
1000万を0.2%複利運用した場合の
10年後
約10,020,018円です。(1円以下四捨五入)
つまり、利息は20,018円です。
ところが、
税引き後の受取額は
約15,951円です。(1円以下四捨五入)
そうです。。。
物価上昇からお金の価値を守るために
資産運用が必要であることがわかります。
もちろん
緊急予備資金などを、
確保をしたうえで
余裕資金について
資産運用をしていくことが大切です。
世界情勢、市場環境は
日々変化しています。
投資中の資金が
下落したときも
一喜一憂することなく長期分散投資の考えでいきましょう。
トレーダーという形は、投機的であり
本来の資産運用ではありません。
一喜一憂しない長期投資、分散投資が投資インベストメントです。
「リターン」とは
お金を運用した結果に得られるものです。
「リターン」は、利益や損失どちらもリターンです。
「リスク」とは
そのような「リターン」(利益や損失)の不確実性の大きさや、
損失が発生する可能性のことです。リスクは不確実性です。
勘違いしやすい「危険」ということではありません。
◎高い「リターン」を得ようとすると、「リスク」も高まります。
「リスク」はないのに「リターン」が高いです!と
勧誘されたら、うまい話です!
そういった商品は存在しません。
◎「リスク」を低く抑えようとすると、「リターン」も低くなります。
例えば、
「リスク」を高くすると、必ず「リターン」が高まる、収益が得られる
というわけではありません。ご注意ください。
今日は
「リスクとリターンの関係」をもっと詳しく
のテーマで
お話しました(#^^#)
資産運用の本質を理解して付き合っていかれることをお勧めします(*^-^*)
枝川FPコンサルティング株式会社
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